懐徳堂文庫復刻叢書
【監修】大阪大学懐徳堂文庫復刊刊行会 【発行】懐徳堂友の会・懐徳堂記念会 【発行日】1988年~
懐徳堂記念会事務局で販売いたしております
大阪大学懐徳堂文庫が所蔵する懐徳堂の名著を影印復刻したシリーズです。懐徳堂関係資料の中でもとりわけ貴重な名著について、各々全文を写真撮影して掲載し、さらに巻末に詳細な解題を付しています。これまでに刊行された書は次の通りです。
『非徴』中井竹山
ISBN 4642032886 定価¥7,000→完売しました
懐徳堂第4代学主中井竹山による荻生徂徠『論語徴』反駁の書。
(解説:岸田知子)
(解説:岸田知子)
『非物篇』五井蘭州
ISBN 4642032916 定価¥6,000→特価¥3,000
五井蘭洲著、中井竹山校訂。徂徠批判の先駆的著作。
(解説:岸田知子)
(解説:岸田知子)
『華胥国物語』中井履軒
ISBN 4642033009 定価¥6,796→完売しました
懐徳堂学派を代表する経学家である中井履軒の経世論と科学書を網羅。宇宙図・人体解剖図をカラーで収録。
・天図
・方図
・潮図
・『華胥国物語』
・『四茅議』(恤刑茅議・均田茅議・攘斥茅議・浚河茅議)
・『有間星』
・『遺草合巻』
・『越俎弄筆』
・『華胥国新暦』
・『顕微鏡記』
(解説:山中浩之)
・天図
・方図
・潮図
・『華胥国物語』
・『四茅議』(恤刑茅議・均田茅議・攘斥茅議・浚河茅議)
・『有間星』
・『遺草合巻』
・『越俎弄筆』
・『華胥国新暦』
・『顕微鏡記』
(解説:山中浩之)
『史記雕題 上』中井履軒
ISBN 4642033033 定価¥8,738→特価¥4,500
中井履軒が和刻本『増補史記評林』の欄外に注釈を書き入れた『史記』研究書。滝川亀太郎『史記会注考証』に多くの素材を提供したことで有名。
『史記雕題 中』中井履軒
ISBN 4642033084 定価¥9,223→特価¥5,000
中井履軒が和刻本『増補史記評林』の欄外に注釈を書き入れた『史記』研究書。滝川亀太郎『史記会注考証』に多くの素材を提供したことで有名。
『史記雕題 下』中井履軒
ISBN 4642033092 定価¥11,650→特価¥6,000
中井履軒が和刻本『増補史記評林』の欄外に注釈を書き入れた『史記』研究書。滝川亀太郎『史記会注考証』に多くの素材を提供したことで有名。
『中庸雕題』中井履軒
ISBN 4642033165 定価¥8,738→特価¥4,500
懐徳堂学派の創見である「中庸錯簡説」に基づいて、中井履軒が独自の『中庸』テキストを作成し、注釈を加えたもの。
・『中庸錯簡説』
・『中庸懐徳堂定本』
・『中庸断』
・『中庸雕題』
・『中庸雕題略』
・『中庸天楽楼定本』
・『中庸逢原』(自筆本・排印本)
(解説:神林裕子・南昌宏・藤居岳人・滝野邦雄)
・『中庸錯簡説』
・『中庸懐徳堂定本』
・『中庸断』
・『中庸雕題』
・『中庸雕題略』
・『中庸天楽楼定本』
・『中庸逢原』(自筆本・排印本)
(解説:神林裕子・南昌宏・藤居岳人・滝野邦雄)
『詩雕題』中井履軒
ISBN 4642033173 定価¥11,650→特価¥6,000
『詩経』に中井履軒が注釈をほどこしたもの。篇次を改定し、朱子学的『詩経』解釈を批判している。
・『詩雕題』
・『毛詩雕題附言』
(解説:肱岡泰典・南昌宏・山口澄子・横久保義洋)
・『詩雕題』
・『毛詩雕題附言』
(解説:肱岡泰典・南昌宏・山口澄子・横久保義洋)
『論語雕題』中井履軒
ISBN 4642033181 定価¥15,000→特価¥7,500
懐徳堂経学の達成点を示す履軒の『論語』解釈。荻生徂徠とは異なる方向からの朱子学批判を示す。
・『論語雕題』
・『論語雕題略』
・『論語逢原』
(解説:神林裕子・横久保義洋)
・『論語雕題』
・『論語雕題略』
・『論語逢原』
(解説:神林裕子・横久保義洋)
『周易雕題』中井履軒
ISBN 464203319X 定価¥10,000→特価¥5,000
和刻本『周易本義』の欄外に履軒が精密な注釈を書き入れたもの。
・『周易雕題』
・『周易逢原』
(解説:神林裕子・田中佳哉)
・『周易雕題』
・『周易逢原』
(解説:神林裕子・田中佳哉)
『荘子雕題』中井履軒
ISBN 4642033203 定価¥10,000→特価¥5,000
『荘子』の異端性を肯定的に評価し、江戸期の老荘学史上に独自の位置を占める。
(解説:藤居岳人・古賀芳枝)
(解説:藤居岳人・古賀芳枝)
『孟子雕題』中井履軒
ISBN 4642033513 定価¥11,000→特価¥5,500
中井履軒が『孟子』について、朱子学本来の性善説理解と異なる解釈を示し、伊藤仁斎の所説を批判的に継承したもの。
・『孟子雕題』
・『孟子雕題略』
(解説:杉山一也・吉永慎二郎)
・『孟子雕題』
・『孟子雕題略』
(解説:杉山一也・吉永慎二郎)
懐徳堂ライブラリー
懐徳堂記念会が編集する文化叢書。テーマは懐徳堂春秋記念講座での講演をもとにし、各々のテーマの下に5~6名程度の筆者が執筆しています。これまでに刊行された書は次の通りです。
『道と巡礼─心を旅するひとびと』
【発行日】1993年 【価格】本体2,500円
【ISBN】4870886235
- イギリス文学と巡礼
藤井治彦(大阪大学文学部教授)
- ヨーロッパの巡礼
渡辺昌美(高知大学名誉教授) - インドの巡礼
肥塚隆(大阪大学文学部教授) - 成尋阿闍梨の天台山・五臺山への巡礼
伊井春樹(大阪大学文学部教授) - 近世芸能に見る巡礼
信多純一(大阪大学文学部教授) - 西国巡礼と四国遍路の今昔
前田卓(関西大学文学部教授)
『批評の現在─哲学・文学・演劇・音楽・美術』
【発行日】1999年 【価格】本体2,800円
【ISBN】4870889889
- 危機と批判
―20世紀の文明批評とその時間意識―
鷲田清一(大阪大学大学院文学研究科教授) - 作者のゆくえ
―ポスト構造主義の文学批評―
(大阪大学大学院文学研究科教授) - 定型の力
―定型詩と新体詩(口語自由詩)をめぐって―
坪内稔典(京都教育大学教授) - 演劇にとって批評とはなにか
―劇評と演劇批評―
木村健治(大阪大学言語文化部教授) - 批評と価値基準
―音楽批評の現在―
渡辺裕(東京大学大学院文学研究科教授) - 美術批評でたどる現代芸術の流れ
川田都樹子(京都芸術短期大学専任講師)
『異邦人の見た近代日本』
【発行日】1999年 【価格】本体2,600円
【ISBN】4870889919
- ピエール・ロチ『お菊さん』
―日本イメージ形成の物語
和田章男(大阪大学大学院文学研究科助教授) - ラフカディオ・ハーンの『日本』
―解釈の試み―
銭本健二(島根大学教育学部教授) - フェノロサと関西
―明治29年大阪講演・遺著の古典幻想を中心に―
村形明子(京都大学総合人間学部教授) - ブルーノ・タウトと日本の工芸
宮島久雄(京都大学大学院総合人間学研究科教授) - 清末の留学生
―魯迅と周作人―
山田敬三(福岡大学教授・神戸大学名誉教授)
『生と死の文化史』
【発行日】2001年 【価格】本体2,300円
【ISBN】4757601131
- 人間らしい安らかな死
―尊厳死と安楽死―
浅野遼二(大阪大学大学院文学研究科教授) - 戦争における証言の領域
富岡一郎(大阪大学大学院文学研究科教授) - 考えにくい死を考える
―哲学のまなざし―
中岡成文(大阪大学大学院文学研究科教授) - 「日本仏教」から見た人と動物
―「殺生食肉」と「動物供養」の問題を中心に―
中村成雄(大阪大学大学院文学研究科教授) - 源氏物語の生と死
伊井春樹(大阪大学大学院文学研究科教授) - 日本映画における生と死
上倉庸敬(大阪大学大学院文学研究科教授)
『中国四大奇書の世界 ─『西遊記』『三国志演義』『水滸伝』『金瓶梅』を語る』
【発行日】2003年 【価格】本体2,300円
【ISBN】4757601840
- 『西遊記』の魅力
金文京(京都大学教授) - 三国志物語の変容
小松謙(京都府立大学助教授) - 英雄たちの栄光と悲惨
―水滸伝の世界―
中鉢雅量(名古屋外国語大学教授) - 『金便梅』の世界
日下翠(九州大学教授) - もう一つの『金瓶梅』論
高橋文治(大阪大学教授) - 舞台の上の英雄たち
―演劇と小説―
赤松紀彦(京都大学助教授)
『懐徳堂知識人の学問と生─生きることと知ること』
【発行日】2004年 【価格】本体2,500円
【ISBN】4757602634
- 懐徳堂知識人の学問と生
子安宣邦(大阪大学名誉教授) - 反徂徠としての懐徳堂知識人
中村春作(広島大学大学院教育学研究科教授) - 中井履軒の天文学とその背景
久米裕子(京都産業大学文化学部助教授) - 梅岩心学と懐徳堂知識人
辻本雅史(京都大学大学院教育学研究科教授) - 市井の君子富永仲基
宮川康子(京都産業大学文化学部助教授)
『大坂・近畿の城と町』
【発行日】2007年 【価格】本体2,500円
【ISBN】9784757604155
- 摂河泉の中世城郭
村田修三(大阪大学名誉教授) - 寺内町と城下町―戦国社会の達成と継承
仁木宏(大阪市立大学大学院文学研究科准教授) - 江戸時代の大坂城―どのようにして城は維持されたのか
村田路人(大阪大学大学院文学研究科教授) - 大坂城と城下町大坂―豊臣から徳川へ
北川央(大阪城天守閣研究副主幹)
『世界史を書き直す 日本史を書き直す―阪大史学の挑戦』
【発行日】2008年 【価格】本体2,800円
【ISBN】9784757604735
- 輸入代替としての産業革命―「一体としての世界」の起源
川北稔(京都産業大学文化学部教授) - 帰ってきた男―草原とオアシスのあいだ
坂尻彰宏(大阪大学大学院文学研究科助教) - 海と貿易がつくった世界史
桃木至朗(大阪大学大学院文学研究科教授) - 神国日本と仏国日本
平雅行(大阪大学大学院文学研究科教授) - 大清帝国と江戸幕府―東アジアの二つの新興軍事政権
杉山清彦(駒澤大学文学部専任講師) - イギリス帝国と近代アジア・日本
秋田茂(大阪大学大学院文学研究科教授)
『旅立ちのかたち―イギリスと日本』
【発行日】2009年 【価格】本体2,500円
【ISBN】9784757605312
- 旅と地図とコンパスの詩学―ジョン・ダンと大航海時代
小澤博(関西学院大学文学部教授) - 未知の南方大陸を求めて―南海に見出された精神の闇
西山徹(岡山商科大学法学部教授) - 「旅立ち」の言語表現
―18世紀イギリスの探検航海家ジェイムズ・クックを中心に
原田範行(東京女子大学現代教養学部教授) - 江戸の旅日記を読む―文人画家井上竹逸の場合
成澤勝嗣(早稲田大学文学部学術院准教授) - 欧州へ―「舞姫」から「新生」まで
出原隆俊(大阪大学大学院文学研究科教授)
『〈日本文化〉紹介の先駆者たち』
【発行日】2011年 【価格】本体2,800円
【ISBN】9784757605947
- 日本紹介の先駆者たち
柏木隆雄(大手前大学副学長、大阪大学名誉教授) - 岡倉天心の理想と芸術戦略
神林恒道(大阪大学名誉教授) - 願はくはわれ太平洋の橋とならん
―新渡戸稲造の愛国主義と国際主義
長尾輝彦(四国大学教授、北海道大学名誉教授) - オイゲン・ヘリゲルの禅理解―残る問題
上野正二(大分県立芸術文化短期大学教授) - 敵国日本を分析したルース・ベネディクト
ポーリン・ケント(龍谷大学教授)
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