本文へ移動

令和7年度

R7古典講座

令和7年度 懐徳堂古典講座―全6コース―

◆Zoomによるオンライン開催3コース / 対面開催2コース / 前期オンライン開催・後期対面開催1コース

◎Zoomによるオンライン開催3コース:Aコース、Bコース、Cコース
※講座内容は録画し、後日、記念会のクラウド上にて期間限定で公開します。
※パソコン・スマートフォン・タブレットのいずれかと、インターネット環境が必要です。
※Zoomの講座視聴以外の使い方、開講当日の機材トラブル等の問合せについて、記念会事務局では対応しておりません。

◎対面開催2コース:Dコース、Eコース
※会場:大阪大学中之島センター(〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53)。各講座でセミナー室が異なりますので、事前にご確認ください。
※対面講座のオンライン配信・録画・後日のアーカイブ公開は、原則としてございません。

◎前期Zoomによるオンライン開催・後期対面開催1コース:Fコース
※前期のみ・後期のみのご受講も可能です
●前期オンライン
※講座内容は録画し、後日、記念会のクラウド上にて期間限定で公開します。
※パソコン・スマートフォン・タブレットのいずれかと、インターネット環境が必要です。
※Zoomの講座視聴以外の使い方、開講当日の機材トラブル等の問合せについて、記念会事務局では対応しておりません。
後期対面
※会場:大阪大学中之島センター(〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53)。各講座でセミナー室が異なりますので、事前にご確認ください。
※対面講座のオンライン配信・録画・後日のアーカイブ公開は、原則としてございません。

◆受講料

・対面開催:諸費用すべて含みます。
【全8回】1コースにつき、会員16,000円・非会員20,000円。
【全4回】 1コースにつき、会員6,000円・非会員10,000円。
・オンライン開催:
【全8回】会員12,000円・非会員16,000円。
【全4回】会員6,000円・非会員10,000円。

◇オンライン講座・資料郵送代(ご希望の場合、別途以下の料金が必要です)
・8回講座:4,000円(半期2,000円)
・1回講座:500円

※前期のみ・後期のみのご受講も可能です。
※Aコース・Cコースについては、講師を選んでご受講可能です。備考欄に講師名を入力いただくか、事務局にご連絡ください。
※お支払いには、「クレジットカード決済」「コンビニ支払い」「ゆうちょ銀行へのお振込み」が利用できます。
※会員価格でご受講の方は、受講料と合わせて、令和7年度年会費(個人普通会員3,000円、個人賛助会員10,000円)をご納入ください。
※一度お支払いいただいた受講料は、原則として返金できません。

◆Aコース(オンライン)九条兼実の日記『玉葉』を読む―王朝貴族から見た武将たちの横顔―(全8回、月1回開講)

時間 13:30~15:00
日程(原則第4月曜日) 4/28、5/26、6/23、7/28、9/22、10/27、11/17、12/22
講師 川合康先生(大阪大学名誉教授)

 『玉葉』は、鎌倉時代初期に摂政・関白となった九条兼実の日記の名称で、長寛2年(1164)から建仁3年(1203)にいたる期間が現存しており、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての政治・社会・宗教・儀式などを詳細に記す第一級史料です。兼実は少年時代に公卿となって以降、長期間、朝廷内で重きをなしており、平清盛をはじめとする平家一門の繁栄ぶりや、木曾義仲・源義経らの興亡、鎌倉幕府を創始した源頼朝の上洛などを目の当たりにし、自分なりの人物評を『玉葉』に記しました。本講座では、時代の転換期に活躍した著名な武将たちの横顔を、王朝貴族の目から探っていきたいと思います。

◆Bコース(オンライン)  『日本書紀』舒明紀を読む (全8回、月1回開講)

時間 10:30~12:00
日程 (原則第4水曜日) 4/23、5/28、6/25、7/23、9/17、10/22、11/26、12/17
講師 市大樹先生(大阪大学教授)、河上麻由子先生(大阪大学教授)、高橋照彦先生(大阪大学教授)、若井敏明先生(関西大学等非常勤講師)によるリレー講座。

 『日本書紀』を読むシリーズの第5回目。舒明天皇は天智天皇・天武天皇の父親で、後の皇統からみて始祖ともいうべき人物でした。そのため舒明紀の冒頭では、推古天皇の遺言をめぐって、舒明天皇の即位にいたる過程が詳しく描かれています。このほか、有馬温泉・道後温泉への行幸、中国大陸を統一して間もない唐帝国への遣使、九重塔のそびえた百済大寺の造営開始など、注目すべき記事も多々あります。関係史料や考古学的所見にも目配りをしながら、舒明紀の記事をじっくりと読み解いていきます。


4月23日 『日本書紀』舒明紀を読むにあたって(市先生)

5月28日 舒明天皇の温泉行幸(市先生)

6月25日 舒明天皇とその周辺の人々(若井先生)

7月23日 田村皇子と山背大兄王の皇位継承をめぐる争い(若井先生)

9月17日 東アジアの変動と第1回遣唐使(河上先生)

10月22日 留学生のみた隋唐帝国、その文化(河上先生)

11月26日 発掘調査で姿を現した百済大寺(高橋先生)

12月17日 舒明陵と岩尾山古墳(高橋先生)

◆Cコース(オンライン)  懐徳堂の人々―続・懐徳堂人物伝― (全4回、月1回開講)

時間 13:30~15:00
日程(原則第2土曜日) 9/13、10/11、11/8、12/13
講師 中村未来先生(福岡大学准教授)、藤居岳人先生(阿南工業高等専門学校教授)、草野友子先生(大阪公立大学・立命館大学研究員)、竹田健二先生(島根大学教授)によるリレー講座。

 令和6年(2024)に開校300年を迎えた懐徳堂。令和7年度は前年度「懐徳堂人物伝」の続編として、前年度と同じ4人の講師がオンラインのリレー方式で懐徳堂の主要人物を紹介します。第1回は、懐徳堂の官許獲得に奔走した中井甃庵の著作を読み、その思想をたどります。第2回は、江戸時代当時の社会的課題に対する中井竹山の意見書『草茅危言』を読み解きます。第3回は、中井履軒の主要著作である『論語逢原』などを読み、中国の古典をどのようにとらえていたのかを探ります。第4回は、松山直蔵と吉田鋭雄という二人の教授を通して、重建懐徳堂がどのような学校だったのかを考えます。


9月13日 中井甃庵『不問語』を読む(中村先生)
10月11日 中井竹山『草茅危言』を読む(藤居先生)
11月8日  中井履軒と中国古典(草野先生)
 12月13日 重建懐徳堂の教授たち―松山直蔵と吉田鋭雄―(竹田先生)

◆Dコース(対面)  黄表紙を読む―山東京伝と蔦屋重三郎― (全8回、月1回開講)

時間 13:00~14:30
日程(原則第1土曜日) 4/5、5/10、6/7、7/5、9/27、10/4、11/1、12/6
講師 有澤知世先生(神戸大学准教授)

 本講座では、18世紀末から19世紀初頭にかけて江戸で出版された大人向けの滑稽な絵本・黄表紙を読み解きます。黄表紙とはもともと武士を中心とした知的階級の人々が戯れに作り、仲間内で楽しんだもので、作者と同じような文化圏にいる人にだけわかるような細かな仕掛けが施されている一方、ナンセンスで滑稽な作風や当世風の絵、ご当地江戸の話題を描いたことなどから、江戸土産としても広く親しまれ、約30年間にわたり新作が刊行されました。本講座では、代表的な江戸戯作者である山東京伝の黄表紙に施された仕掛けを読み解き、当時の知的遊戯を味わいます。また、黄表紙流行の立役者のひとりである江戸の本屋・蔦屋重三郎の活動に注目しながら当時の出版文化について解説していきます。

◆Eコース(対面)  親鸞を読む (全8回、月1回開講)

時間 15:00~16:30
日程(原則第1土曜日) 4/5、5/10、6/7、7/5、9/27、10/4、11/1、12/6
講師 平雅行先生(大阪大学名誉教授)

親鸞については、15年ほど前に、古典講座の夏期集中講座で取り上げました。その後、親鸞の伯父に関する新出史料が発見されるなど、研究は着実に進んでいます。また、「鎌倉新仏教」という用語が批判されるなど、鎌倉仏教研究も大きく様変わりしつつあります。これらの研究動向を踏まえながら、親鸞の事績とその思想が鎌倉時代の社会や人々にとって、どういう意味をもっていたのかを、一緒に読み解きたいと思います。

◆Hコース   総合テーマ 変容する能 (全8回、週1回開講)

前期・Zoomによるオンライン
能の歴史が動いた「その時」(全4回)
時間 13:30~15:00
日程(原則第3木曜日) 4/17、5/15、6/19、7/17
講師 宮本圭造先生(法政大学教授)

能楽は七百年近い歴史を持つ伝統芸能です。その歴史の中にはさまざまな転換期がありました。今回は、能楽の歴史を大きく動かしたエポックメーキングな催しに着目して、そこで演じられた能の作品と意味について考えてみたいと思います。

前期の4回は以下のようなことを予定しています。

①今熊野猿楽の『翁』 ②文禄二年禁中能の『松風』 ③寛永十一年仙洞能の『関寺小町』 ④明治十一年青山大宮御所の『正尊』


後期・対面開催(大阪大学中之島センター)
世阿弥から禅竹へ(全4回)
時間 13:30~15:00
日程(原則第3木曜日) 9/18、10/16、11/20、12/18
講師 天野文雄先生(大阪大学名誉教授)

能楽には、歴史、作者、時代、作風、文辞、音楽、素材などいろいろな面がありますが、今回は、能の基礎をきづいた世阿弥と、その女婿であり岳父世阿弥から多くの教導をうけた金春座の大夫禅竹を、それぞれの作風を作品をとおして考えてみたいと思います。
  後期の4回は以下のようなことを予定しています。

①世阿弥の『忠度』と『経正』を読む ②禅竹の『井筒』と『杜若』を読む ③世阿弥の『逢坂物狂』と『蝉丸』を読む ④禅竹の『難波』と『賀茂』を読む

懐徳堂古典講座日程についてはこちら

※開講日・講師等は、都合により休講・変更となる場合があります。
TOPへ戻る