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第146回「大阪のことば 懐徳堂の時代から現代へ、そして未来へ」

R6春季講座
 大阪のことばは、マスメディアでも頻繁に登場する、日本の代表的な方言となっています。古くから文化の中心として栄えたことから、文献史料が豊富で、その歴史的変遷を辿ることができる点にも特徴があります。現代の大阪のことばは,懐徳堂の時代にはどのような姿であったのでしょうか。また、これから先、大阪のことばはどのように変わっていくのでしょうか。
この講座では、気鋭の日本語史研究者と、方言研究の第一人者による講演を通じて、大阪のことばの成立に至る歴史的変遷や、現代大阪方言の特徴、そして大阪方言のこれからについて、最新の研究成果とともにお伝えします。どなたにとっても身近な「ことば」の問題について、広く・深く学んでいただくことができます。

第一部 13:30~15:00 「大阪のことばはいつできたか」

森 勇太 先生 (関西大学教授)

 大阪弁といえば、「~や(雨や)」「~へん(食べへん)」「~はる(食べはる)」のような言葉づかいが思い浮かびます。しかし、これらはいずれも江戸時代後期から明治時代の間に現れ始めており、意外とその歴史は新しいものです。この時間では、江戸時代から明治時代にかけて、「大阪弁」にどのような変化が起こったのか、なぜ変化が起こったのかについて、当時の社会状況も考慮に入れながら考えていきます。

第二部 15:15〜16:45  「大阪のことばの現在と未来」

岸江 信介 先生 (奈良大学総合研究所・特別研究員)

 大阪の方言を地理的な視点でとらえ、大阪方言の地域差について取り上げたいと思います。大阪の方言と京都・奈良・兵庫・和歌山等の方言との共通性、あるいは大阪方言の独自性について探りながら大阪方言の位置について考えたいと思います。
 大阪方言は昨今、急速に変化しつつあるが、西日本諸方言の代表方言であることに変わりはありません。今後、さらにどのような変化を遂げるか、これまでの研究成果をもとに解説してみたいと思います。


◆開催日

令和6年6月16日(日) 13:30~17:00 ※受付開始12:30~

◆会場

大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール (大阪市北区中之島4丁目3-53)

◆開催方法

対面開催 後日、録画配信あり

※会場での講演は録画し、後日期間限定で配信します。会場参加の受講生は自動的に視聴対象者となりますが、メールアドレスを事前にご登録いただく必要があります。視聴ご希望の方は、お申込み時に必ずメールアドレスをご登録ください。

◆受講料

記念会会員:2,500円(記念会賛助会員無料)
後日の録画視聴:1,500円

※賛助会員とは、法人会員および個人賛助会員(年会費10,000円)の方。
※お支払いには、クレジットカード決済・コンビニ支払い・ゆうちょ銀行への振込が利用できます(要事前決済) 。原則として、当日の受付でのお支払いは受け付け致しません。また、一度お支払いいただいた受講料は返金できません。
※「後日の録画視聴のみ」でお申込みされた方の当日会場参加への切り替えは、席に余裕がある場合に受け付けいたします。その際、差額(1,000円)のお支払いをお願いいたします。また、「会場参加」でお申込みの方が当日の参加をキャンセルした場
合、または「後日の録画視聴」に切り替えた場合でも、差額の返金はいたしかねます。あらかじめご了承ください。

※後日配信する録画は、会場での対面開催を前提とした講演の録画となります。音声が聞き取りにくい箇所や、映像が乱れる瞬間が生じる場合があります。映像の質を完全に保証することはできかねますので、「録画視聴のみ」をお申込みの際は、その点をご了承の上でお願いいたします。

◆申込方法

※この講座は終了しました。


◆諸注意

●後日の録画視聴には、パソコン・タブレット・スマートフォンのいずれかとインターネット環境が必要です。また、ご視聴の際に発生する通信料は、受講者様のご負担となります。
●録画視聴用URL等のご案内は、事前にご登録いただいたメールアドレスにお送りします。録画公開期間中は、時間帯を問わず何度でもご視聴可能です。
●お持ちの機器の通信環境トラブル等に関しては、加入されているプロバイダーやメーカーにお問合せください。
●諸事情により、講座内容・時間が変更になることがありますので、あらかじめご了承ください。開催中止等に伴う各種お手続きについては、別途ご連絡致します。
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